【あなたの説明に足りないのは物語】パワポのストーリーを作る方法【3つのステップ】

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パワポのストーリー
リーマン17(イチナナ)
うつ状態から生還し、今はふつうの生活をありがたく生きている「リーマン17(イチナナ)」です。

いちばんキツい時期はまさに四面楚歌。
絶対絶命。八方ふさがり。

会社員約20年、現在は情シス在籍。
仕事に悩むあなたに、ストレスから抜け出すための情報をお届けします。

もし、一瞬でも気になると思ったら、"お気に入り"登録してもらえると嬉しいです。

正論を説明したはずなのに、聞き手が怒り出すことはありませんか?

私は会社員生活20年、各関係部署との社内調整では何度も相手を怒らせました
毎日の打ち合わせは苦痛の連続。

社内調整を繰り返し、これまで作ったスライドは数百枚。

当時の私はわかっていませんでした。

20年かけて、ようやく、わかりました。

私の説明に足りなかったのは“ストーリー”
この記事で紹介する技術を実践すれば、説明を終えた瞬間に相手がブチ切れることは無くなります。

この記事を読んで欲しいひと
  • 説明に脈絡が無く、何を言いたいかわからないと言われる
  • 説明を終えた瞬間に、聞き手が怒り出す
この記事を読むと得られること
  • わかりやすい資料の作り方がわかる
  • 聞き手が協力的に議論してくれる資料の作り方がわかる

まずはじめに、今回の記事の結論です。

パワポはストーリーで作成する。

詳しく見ていきましょう。

タップできる目次

1.ストーリーの無いパワポが伝わらない4つの理由

ストーリー

私たちの説明が伝わらない理由があります。

物語(ストーリー)が無いからです。

“・・・ちょっと何言ってるかわからない”

と思ったあなた。そうですよね(汗)

しっかりと説明します。

ストーリーが無いと伝わらない4つの理由
  • 本題を議論する為の前提情報が足りない
  • 唐突に結論(聞き手の不利益になる)を突き付けられ、心理的反発してしまう
  • こちらの検討、議論のプロセスが見えないので信頼できない
  • 聞き手と共に結論に向かう協調意識がつくれない

1-1. 本題の議論をするための前提情報が足りない

話し手は前提の説明を省きがちです。

たとえば下の資料は、1スライドで情シス側の要求を記載しています。

ところが聞き手(事業部門側)は、そもそもこの機能が何かすらわかりません

“さすがにわかるでしょ”
そう思うかもしれません。
いえ、意外にわかってません。(経験談)

前提もわからず結論を説明されても、聞き手は理解が追い付きません

1-2. 唐突に結論を突き付けられても心理的に反発してしまう

わかりやすい説明は結論先出し(PREP法)が原則です。

ただし利害が対立するならPREP法は逆効果です。

※PREP法:以下の順で説明を構成すること
Point(要点)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(要点)

なぜなら結論は相手に不利益なことだから。

損害を押し付ける私たちを“敵”だと認識します。
その時点で調整は失敗です。

1-3. こちらの検討、議論のプロセスが見えないので信頼できない

検討プロセスの説明を省いたときの、聞き手の心情を考えてみましょう。

  • なぜその案なのか?
  • ほかに良い案が無いのか?
  • その結論を信じて良いのか?
  • 騙されているのでは?

聞き手は不信感を覚えます。

1-4. 聞き手と共に結論に向かう協調意識がつくれない

ひとを動かすには物語が必要です。

システム開発プロジェクトのゴールは、事業部門と情シスが協力して目的を達成すること。

ところが相手の事情を無視した説明は「話し手VS聞き手」対立構造をつくります。

ともに苦難を乗り越えゴールに向かう。
そんなストーリーを仕立てれば、話し手と聞き手は仲間になります。

2.パワポのストーリーを作る方法 3つのステップ

ステップ

具体的にどのような方法で、ストーリーをつくるのか。
3つのステップを紹介します。

STEP
必要な目次(要素)を考える

”資料全体で伝えたいこと”と”相手の立場”を考慮しながら、必要な要素を考えます。

  • 前提知識
  • 検討の前提事項
  • 論点
  • 仮説
  • 相手に求める観点
  • 結論

その要素が目次となります。

STEP
次ごとのメッセージラインを考える

目次の単位で1スライドとし、目次ごとのメッセージラインを考えます。
メッセージラインとは、その1スライドで伝えたいメッセージ。
1枚のスライドで1つのメッセージを伝えます。

STEP
トーリーをつくる

各項のメッセージラインをつなげ、結論に向かいストーリーを組み立てます。
自分が聞き手になったつもりでストーリーを確認し、違和感があれば順序を入れ替えます。

確認ポイント
  • ストーリーに一貫性があるか
    結論までのメッセージラインが違和感なく繋がるか
  • 自然に論理展開しているか
    全体構造から各論へ段階的に論理展開しているか、前提情報を飛ばしていないか

資料構成の例
1.議論の前段
 1-1.全体構造から見た今回の議論の位置づけ
  システム開発の全体スコープ、全体機能からみた、この議論の対象機能の位置づけ
 1-2.議論の対象となる事柄の概要
  対象機能の概要説明(業務要件とシステム化機能)
 1-3.論点を理解するための専門知識の解説
  各種処理方式の基本知識(仕組みを簡易的に)
 1-4.検討の前提、制約
  スケジュール、コスト、採用ソリューションによる技術制約などの前提
2.議論の本題
 2-1.問題の整理
  2-1-1.当初方式の概要
   当初のA方式の概要説明
  2-1-2.A方式を実現できない理由
   A方式を実現できない理由の説明
  2-1-3.想定される業務影響
   A方式を実現できないことにより、想定される業務影響
 2-2.課題の整理
  2-2-1.課題の設定
   どのようにこの問題を解決するか
  2-2-2.解決の方向性
   業務・システム構造から見た解決の方向性、大枠でどのような案が考えられるか
  2-2-3.とりえる実現案
   解決の方向性から考えられる実現案のパターン
  2-2-4.評価軸(論点)
   案を比較評価するための評価軸、何を重要視して案を決めるか
  2-2-5.各案の評価(論点)
   実現案を評価軸に照らして評価した場合に、どの案を採用することが最適か
3.結論
 3-1.B方式の提案
  A方式は実現できないため、代替案として最良のB方式を了承してほしい

3.まとめ|人はストーリーで動く。パワポで物語を語ろう。

仕事に揉め事はつきものですが、できれば心を穏やかに仕事をしたいですよね。

ストーリーで人は動きます。
もしも社内調整が苦手でお悩みなら、騙されたと思って試してみてください。

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