今日も休日出勤、おつかれさまです。
せっかくの週末なのに、当たり前に休日出勤させられて、うんざりですよね?
私も、毎週の休日出勤を強いられた経験者です。
この記事では、
- 休日出勤を当たり前に強いる残念な会社の本質
- 休日出勤が当たり前の状況から抜け出す方法
をご紹介。
3分間で読める記事で、毎週の休日を取り戻す方法をお届けします。
常態化した休日出勤にお悩みの方は、ぜひご覧ください。
1.休日出勤は当たり前なのか?休日出勤の常態化は絶対におかしい
はじめに。休日出勤が当たり前は”絶対におかしい“です。
あなたの感覚に間違いはありません。
その理由を3つの切り口で説明してみます。
1-1.世間の実態
こちらはベースメントアップス株式会社が調査した「休日出勤経験者の割合」です。
引用:https://prtimes.jp
休日出勤の経験者は“半数”を超えます。
休日出勤自体は、おかしくはなさそうです。
ところが、年5回以上の経験者は約2割。
少数派です。
- 年に5回~10回:8%
- 年に10回以上:15%
つまり、年に5回以上の経験者は23%
世間の実態として、休日出勤が当たり前はおかしいですね。
1-2.法令や制度
労働基準法は、就労時間を1日に8時間、週に40時間と定めます。
時間外労働協定(36協定)で時間外労働を認めますが、
そもそも、本来の労働時間は、1日に8時間まで。
この事実を、会社と私たちは忘れています。
平日は残業、それでも仕事が終わらずに休日出勤が当たり前なんて、おかしいとしか言えません。
1-3.時代の潮流
現代は働き方改革が進み、週休3日制を導入する企業もあります。
週休3日制は、働き方改革の一環として、政府が推進する休日制度です。
週休3日制とは?メリット・デメリットから導入する際の注意点までを解説
この時代に休日出勤が当たり前は、どう考えてもおかしいです。
時代の潮流に逆行しています。
2.休日出勤を当たり前に続けた男が迎える3つの末路
休日出勤を当たり前に続ける人には、悲しい末路が待っています。
2-1.休日出勤の常態化で家庭が崩壊する
休日出勤するほどの忙しさ。
当然、平日も残業ですよね。
つまり、家族と過ごす時間はほぼ無い状態。
妻や子どもの不満は募ります。
- 家族と仕事どっちが大事なの?
- あなたは仕事だけすれば良いんだから楽だよね
- 毎週、休日出勤なんておかしいよ。本当は遊んでるんじゃないの?
休みを返上した挙句、家族から不満をぶつけられる始末です。
上司は、長年の休日出勤を原因に家庭が崩壊。
離婚しました。
広い家に一人で住み、住宅ローンと養育費を支払います。
「離婚して清々した。」
上司は言いましたが、私には強がりに見えました。
2-2.休日出勤の常態化で身体を壊す
本来、身体を休める週末も働くのですから、疲労が溜まります。
厚生労働省も、過重労働の健康リスクを訴えています。
厚生労働省-過重労働による健康障害を防ぐために
ただの風邪ならまだ良いです。
もし、大きな病気や、精神的な病にかかれば、取り返しがつかないかもしれません。
2-3.人生を振り返って後悔する
休日出勤が当たり前な人は、仕事に人生を捧げた状態。
休日という、本来はもっとも自由な時間に仕事をするのですから、そうですよね。
私の人生観を変えた書籍”あした死ぬかもよ”から、ドキッとする質問を紹介します。
あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー
- この生き方が続いたら5年後、あなたはどうなっているでしょうか?
- このままの生き方が10年続いたらどうでしょうか?
- 今日が、あなたの人生最後の日、そして最後の瞬間です。
- あなたの一生はどんな人生だったでしょうか?
いつか訪れる人生最後の日、きっと後悔します。
3.なぜ、あなたの会社は休日出勤を当たり前に強いるのか?3つの理由
どうして休日出勤が当たり前になってしまうのか。
そのワケをお話しします。
3-1.仕事が多くて人手が足りない
人手が足りなければ、一人当たりの労働量を増やすしかありません。
平日の残業で足りなければ、休日出勤するしかありません。
人手を増やすべきですが、会社はこう言います。
- 今はどこも人手不足なんだ
- 求人募集しても人が集まらない
- 会社の経営が厳しい。人件費が増えるから無理だ
会社の主張もわかります。
でも、それなら仕事量を減らせばよいはず。
(謎の会議や承認プロセス、増え続ける管理表・・・。無駄な仕事をあげればキリがないです。)
それもせず、しわ寄せを私たちに押し付けられても納得いきませんよね。
3-2.会社の価値観が古い
あなたの会社は、こんな価値観ではないでしょうか。
- 会社(上司)の指示は絶対
- 残業や休日出勤は偉い
- 社員は会社に尽くして当たり前
昔はどの会社もそうだったのでしょう。
でも、いまは令和です。
- 整備されるハラスメント規制
- すすむ働き方改革
- 高まるコンプライアンス
- 崩壊する終身雇用制度
これらが進む現代で休日出勤が当たり前なんて、時代遅れにもほどがある。
その会社の将来が不安です。
3-3.本質的には会社の問題を社員に押し付けている
“価値観の古さ“をもう少し深く考えると、本質的な問題に辿り着きます。
本質的な問題は、
“本来は組織的に解決すべき問題を社員に押し付ける企業体質”
だと考えます。
当たり前のように休日出勤が必要なら、会社のキャパシティを完全に超えた状態。
時間外労働は割増賃金を払うので、会社にとってもマイナスな行為。
それを放置できる企業体質がおかしいです。
もし、
“・・・サービス残業だから会社に問題意識はないだろうなぁ”
ということなら論外。
違法です。
4.休日出勤が当たり前になっているときの対処法3選
さぁ、休日を取り戻しましょう。
私たちにできる対処法3選を紹介します。
4-1.一部の休日出勤しない人をマネする
まわりを見渡してみてください。
ほんとうに全員が、毎週、休日出勤していますか?
実は、“いつも同じ人”が休日出勤しているのでは。
人の良さにつけ込まれているかもしれません。
なぜ、あの人は休日出勤せずに済むのか。
観察しマネしてみてください。
4-2.仕事を捨てる
仕事を効率化、不要な仕事を捨てましょう。
例えば、以下のような方法があります。
- 不要な仕事を捨てる
重要で緊急な仕事から順に処理、緊急性がなく重要でない仕事は捨てる。 - 誰かができる仕事を捨てる
他の人に協力を求める。または委託する。 - 無駄な時間を捨てる
PCスキル(ショートカットキー、Excel・マクロ等)など時短スキルを磨く。
平日に仕事をしましょう!
仕事を終わらせる技術は、こちらの記事でも紹介してます。
4-3.人事や上司に相談する
休日出勤が当たり前の会社では、あまり期待できませんが、意外に改善されるかもしれません。
- 業務分担の見直し
- 行き詰った仕事の解決
- 他部署への人事異動
こんな支援を受けられたらラッキーです。
相談の成功率を上げるポイントを紹介しますね。
面倒ですが上司も人間。
不満をぶつけるだけでは、わずかな可能性の芽を摘みます。
以下のポイントに注意しましょう。
- タイミングを考える
平日の仕事の合間ではなく、面談などゆっくり話せる時間を選ぶ。 - 態度を調整する
不満、怒り、恨みをぶつけるのでなく、理解や協力を求める。 - 相談内容を整理する
休日出勤の頻度の希望、その理由など、上司が納得できるように伝える。
5.休日出勤を当たり前に頼まれた時に上手に断るヒント
実際に休日出勤を断るのは簡単ではありません。
上司に怒られたり評価を下げられないか心配。
同僚から白い目で見られないかも気になります。
そんな悩みを持つあなたに向けたヒント。
“納得してもらえる私流の断り方”を3つ紹介しますね。
断り方の原則は、
休日出勤できない理由が、”他者の意志”によること。
休日出勤をするハードルの高さを理解してもらうことが肝です。
- 他の予定がある
「その日はずいぶん前から先約が入っているので、今からは調整できません」
先方と調整する必要がある - 家族の用事がある
「その日は、妻の実家に帰る予定がありまして」
妻や妻の実家と調整する必要がある - 体調不良
「実は、体調が優れず、この週末で身体を休めようとしていたので、ご容赦いただけませんか?」
自分の意志に反して身体が動かない
もし、これでダメなら、おかしい会社確定です。(泣)
休日出勤の断り方をもっと詳しく知りたいなら、こちらの記事もご覧くださいね。
6.どうしても休日出勤を断れないときの処方箋
ここまでの対処法が通用しない場合、どうすればよいのでしょうか。
おかしい会社ほぼ確定。
見切りをつけた方が良いかもしれません。
6-1.労働組合や外部機関に相談する
会社の労働組合が機能しているなら、相談してみましょう。
個人の力が及ばない場合に集団の力をつかう。まさに労働組合が力を発揮するケースです。
労働基準監督署など外部機関に頼るも一つの手。
もし、労基法違反がある場合は、証拠を記録し相談すれば、然るべき措置が取られます。
労基署への相談を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
労働基準監督署には何を相談できる? 会社にバレない方法や事例も紹介
相談先はこちらです。
県別の相談連絡先は都道府県労働局所在地一覧
6-2.休日出勤の無い職場に転職する
労働組合や労基署への相談は、正直、労力に見合わない可能性が高いです。
基本的に、腐った組織は治りません。(悲しいですが)
このままでは、会社に一生を捧げることに・・・。
そうは言っても
“転職なんて簡単にはできないし・・・”
“転職先も同じかもしれないし・・・“
もう、どうしていいかわからない。
そう悩むあなたは、転職”活動”だけでもOK。
いまの会社のおかしさに気づけるはずです。
会社はゼッタイに教えてくれない“転職活動すべき理由”をこちらの記事でまとめました。
7.まとめ|休日出勤が当たり前はおかしい。抜け出しましょう。
“休日出勤が当たり前なんておかしい”
そう感じ、この記事に辿り着いたあなた。
いま、気づけてよかったです。
もし、あなた自身も休日出勤を当たり前に感じるようになってしまったら、一生をふいにしたかもしれません。
これから、ご自身が納得できる働き方を選んでもらえたら嬉しいです。
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