- 心穏やかにすごした年末年始
- 残された休息の日々もあとわずか
- 会社のことを考えるだけで心が沈む
楽しかった年末年始も残すところはあとわずか。
お正月も明け、もう仕事始めです。
数日後にはつらい日常が待っていると思うと、憂鬱ですよね。
“正月うつ”という言葉があるほど、年末年始は気分が落ち込みがちなもの。
仕事が嫌になるのも当然かもしれません。
私は約20年(そのうち、情シス部門は8年)会社員として働います。
つまり、この20年、仕事始めの憂鬱と戦ってきました。
この記事では、仕事始めが憂鬱な理由と対処法を紹介します。
“いつまでも休んでいたい”この気持ちは変わらないかもしれません。
(この時期に限らず、私は365日、休みたいと思っています)
それでも、この記事を読んだあなたが、少しでも気持ちよく仕事始めを迎えられれば、嬉しい限りです。
1.正月明けの仕事始めが憂鬱な理由10選
私が経験した約20回の憂鬱な仕事始め。
まずは、私の経験もふまえ、仕事始めを憂鬱に感じる理由10選を紹介しますね。
1-1.冬は日照時間が短い
年末年始は、意欲が落ちやすい時期です。
冬は日照時間が短く、浴びる日光量が減少。
体内時計が狂い、やる気が低下、眠気が抜けなくなります。
寒い季節になると何事もおっくうになり、やる気がしない――。多くの人はこうした傾向があるものだが、仕事や生活にまで影響が及ぶ場合は要注意。もしかしたら「冬季うつ」かもしれない。
日本経済新聞-これって冬季うつ? 防ぐ方法は「日光浴・食事・遊び」
1-2.年末年始のイベントで疲れている
年末年始はイベントが盛りだくさんです。
- 忘年会
- 新年会
- 家族旅行
- 親せきや友人との集まり
楽しい反面、体力や精神力を消耗。
休んだつもりが、いつも以上に疲れを溜めることもあります。
1-3.夜更かしで生活リズムが乱れている
年末年始は夜更かしの毎日です。
- テレビ
- ネット番組
- YouTube
- インスタ
- ゲーム
- 読書
普段は、自分の時間をすべて仕事に奪われ、娯楽に費やす時間などありません。
年末年始は、それを取り戻すがごとく連日の夜更かし。
その結果、完全に生活リズムがむちゃくちゃになり、自律神経が乱れます。
1-4.暴飲暴食と運動不足
年末年始は、外食、ジャンクフード、UberEats、食欲の限りを尽くし、暴飲暴食します。
その一方、運動はまったくせずに一日中ごろごろ。
1年のうち、もっとも怠惰で不健康な生活を送ります。
1-5.心許せる家族や友人と過ごしたい
大人になると、心許せる家族や友人と過ごす時間がめっぽう減ります。
年末年始は大切な人と過ごせる貴重なひととき。
仕事中は閉じている心のシャッターを開き、気を遣わずに心から笑える楽しい時間です。
この時間との別れに、後ろ髪をひかれてしまいます。
1-6.休みすぎて仕事モードに切り替えられない
長期休息は、仕事を忘れ、羽を伸ばすことができます。
- 仕事の悩み
- 上司からの無理難題
これらストレスからの解放。
なんと心地よい時間でしょう。
でも、この休息が終われば、再び仕事と向き合わなければなりません。
お花畑な休息モードから、地獄の仕事モードへの切り替え。
これは大きなストレスです。
1-7.楽しい非日常から日常に戻りたくない
年末年始は、旅行やイベント、楽しい非日常を過ごします。
- カウントダウンイベント
- 初日の出
- 初詣
- 旅行
そして楽しかった非日常から現実世界へ。
さようなら。
楽しかった非日常・・・(涙)
1-8.苦手な上司、同僚に合いたくない
ストレス、悩みの種である苦手な上司や同僚。
年末年始は、気の知れた家族や友人と過ごし、人間関係のストレスから解放されていました。
年末年始が終われば、上司や同僚に気遣い、理不尽に耐える毎日が始まります。
1-9.年末に残してきた仕事が恐い
年末、どうしても片付けられなかった仕事。
年末年始を迎える解放感から、来年の自分に望みを託したものの、いざ仕事始めを目前にすると、不安がつのります。
正月ボケした頭には荷が重い・・・
1-10.そもそも今の仕事が嫌い
今の仕事そのものがつらく苦しい場合は、正月が明けても心は曇ったまま。
心の底から”年末年始が終わらないで欲しい“と願います。
- 仕事に適性が無い
- プレッシャーが大きい
- 適切に評価されない
- 長時間労働が常態化している
- パワハラ/セクハラなど人間関係の問題
そもそも今の仕事が嫌いなら、当然、仕事始めは憂鬱です。
以上が憂鬱な理由10選です。
これらの理由に共感できたなら、下に紹介する対処法が効くはず。
ぜひ、このまま記事を最後までご覧くださいね。
2.仕事始めが憂鬱なときの対処法
仕事始めの憂鬱を軽減する7つの対処法を紹介します。
- 年末年始の過ごし方
- 仕事始め当日
各タイミングで使える対処法をまとめました。
2-1.年末にできる仕事は片付けておく
仕事始めに憂鬱になる一つの理由は、年末に残してきた仕事です。
これを避けるためには、年末にできるだけ仕事を片付けておくこと。
もちろん、すべての仕事を終わらせることは難しいかもしれません。
でも、優先度の高いもの、締め切りの近いものは済ませておけば、気持ちに余裕が持てますよ。
・・・この記事を読んでいる今、“既に仕事を残してきてしまった”と思っているあなた。
ご安心を。まだあと6つの対処法があります。
2-2.出勤2日前から運動する
仕事始めに憂鬱になるもう一つの理由は、暴飲暴食と運動不足による体調の悪化。
この対策に、出勤2日前から運動をしましょう。
・・・2日前は私の肌感覚です。(笑)
当然、毎日するのが一番良いはず。
運動は、朝散歩がおすすめ。
これには、しっかりと根拠があります。
「朝日を浴び」「リズム運動をする」ことにより、セロトニンが分泌されます。
セロトニンは脳内物質のひとつ。
幸せホルモンとも呼ばれ、不安など負の感情を抑制、精神を安定させます
朝起きてから1時間以内に15~30分の散歩をするだけです。それだけで、セロトニンが活性化し、体内時計がリセットされ、「副交感神経」から「交感神経」への切り替えがうまくいき、自律神経が整えられるのです。ストレスフリーを目指すのに、こんなに効果的な健康習慣はありません。
最強のモーニングルーティンは「1日30分の朝散歩」である
2-3.出社2日前から早めに寝る
夜更かしによる生活リズムの乱れには、早寝をおすすめします。
・・・結局、有効な対策は当たり前のことなんですよね。
そうは言いつつも、これでは流石に有益性に欠けるので、睡眠の重要性に触れますね。
厚生労働省によれば、ビジネスパーソンが多い25歳~45歳の標準睡眠時間は6.5~7時間。
睡眠時が6時間未満の人は、疾患リスクが増加します。
働く世代は慢性的に睡眠不足になりがちです。習慣的に 7 時間前後眠っている人は死亡や疾患のリスク
厚生労働省「知っているようで知らない睡眠のこと」
が最も低く、6 時間未満の短い睡眠は疾患リスクの増加と関連することがわかっています。
ということで、夜更かしを続ければ気分が落ち込むのも当然。
ベッドでこの記事を読んでいるあなたは、読み終えたらスマホを置いて寝てくださいね。
2-4.出社前日は禁酒する
出社前日は禁酒しましょう。
アルコールをとると、眠りが浅くなり、倦怠感を残したまま仕事始めを迎えることになります。
それならまだしも、飲み過ぎてしまい、二日酔いとなった日には目も当てられません。
2-5.仕事始めは在宅勤務(リモートワーク)
仕事始めは、可能な限り、ゆっくりとスタートを切りたいものです。
在宅勤務を使える会社ならば、初日はリモートワーク一択。
まずは慣らし運転でいきましょう。
2-6.仕事始めは午後半休
初日は午後半休をとりましょう。
嫌な仕事も半日で終わると考えれば、憂鬱も大きく軽減するはず。
午後は気晴らしに好きなことをしましょう!
2-7.翌週末に楽しみな予定を計画
憂鬱な理由のひとつは、楽しかった非日常から現実世界に戻されたこと。
これを打破するために、翌週末に楽しみな予定を計画しておきましょう。
これがせめてもの希望の光になりますよ。
特別なイベントである必要はありません。
映画や食事、ショッピングなど、自分が好きなことで十分。
体も心も前向きになれますよ。
以上が、私がおすすめする対処法。
これを実践すれば、仕事始めの憂鬱を軽減でき、ゆったりとスタートが切れるはずです。
ただし、これらの対処法は、憂鬱を一時的に和らげるものに過ぎません。
根本的に解決するには、もっと深いところを考える必要があります。
最後に、根本対策を2つご紹介しますね。
3.仕事始めの憂鬱を払拭する根本対策
仕事始めに憂鬱を感じる根本的な原因は、仕事そのものがつらいから。
根本的な解決策を2つ紹介しますね。
3-1.自分の能力を高める
仕事がつらい理由のひとつは、仕事の難度に対し、自分の能力が足りないこと。
ご自身に足りない能力を分析し、勉強してみてください。
最近はオンライン学習も充実しているので、例えば【Schoo(スクー)】
私が勤める会社で導入されたのですが、なかなか便利です。
有料会員なら全ての授業を受講できますが、まずは無料会員で試すのもありですね。
【Schoo(スクー)】
勉強している間はキツイかもしれませんが、その後はきっと楽になるはずです。
3-2.転職活動をする
もう一つの根本的な原因は、いまの会社に依存していること。
“仕事がつらいのに会社に行かなければならない”この状況では仕事始めが憂鬱になるのも当然。
“今の仕事がつらくても、他の会社に逃げられる”この精神的な後ろ盾があれば、心が軽くなります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
(情シス向けの記事ですが、その他の職種にも通じる内容です)
読んだ後には、会社にかけられた呪いが解けているはずですよ。
4.まとめ|仕事始めが憂鬱なときの対処法
楽しかった年末年始はもうすぐ終わります。
でも残念ながら時を戻すことはできません。
(ぺこぱのようにはいきません。・・・もう古いか。)
それならば、少しでも気楽に日常生活に戻りましょう。
この記事を読んだあなたが気持ちよく仕事始めを迎えられれば嬉しいです
- 年末にできる仕事は片付けておく
- 出勤2日前から運動する
- 出社2日前から早めに寝る
- 出社前日は禁酒する
- 仕事始めは在宅勤務(リモートワーク)
- 仕事始めは午後半休
- 翌週末に楽しみな予定を計画
- 自分の能力を高める
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つねに仕事のことが頭から離れないあなたには、こちらの記事もおすすめです。
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