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この記事は、終わらない仕事に溺れて泣きそうなあなたに贈ります。
私は無理した結果、最終的にうつ状態に・・・。
同じ思いは、もう二度としたくありません。
そんな私が、早く家に帰れるようになった方法を話します。
結論、この3つを制することがポイント。
- 時間
- 仕事量
- ストレス
この記事に出会えたあなたは、もう大丈夫です。
空が明るい時間に会社を出る清々しさは、なんとも言えませんよ。(歓喜)
永遠に終わらない仕事に向き合い、勤務時間外も仕事が頭から離れないあなたには、この記事も役立ちます。
仕事が嫌すぎるヒトには、こちらの記事もおすすめです。
1.”仕事が終わらない”と泣きそうな人の特徴

はじめに。
こちらはベースメントアップス株式会社が調査した「休日出勤経験者の割合」です。
引用:https://prtimes.jp
休日出勤の経験者は“半数”を超えます。
2人に1人は、仕事が終わらない悩みを抱えると言えるかもしれません。
では、仕事が終わらない人には、どのような特徴があるのでしょうか?
結論、この2つに該当する人は、仕事が終わりません。
- 作業時間を意識していない
- 仕事を抱えすぎる

仕事が終わらない人=過去の私です・・・
1-1.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、作業時間を意識していない
仕事が終わらない人は、“時間”に対する意識が圧倒的に低いです。
- 恒常的に残業している
残業が当たり前と思っている - 仕事が終わるまで帰らない
勤務終了時間を意識してない - 終電の時間が帰る時間
働ける限界まで働く
こんな働き方は要注意。
仕事は“制限時間内”に終えることも重要です。
仕事は、時間をかけようと思えば無限にかけられます。
時間を区切らなければ、仕事は100年経っても終わりません。



(自分で言っていて耳が痛いです)
1-2.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、仕事を抱えすぎる
泣きそうになるほど仕事が終わらない人は、仕事を抱えすぎです。
やるべき仕事は、やるべきです。
問題は、忙しいのに“やらなくてよい仕事”を抱えていること。
- 重要ではない仕事
- 他の人間でもできる仕事
原因は人の良さです。(自分で言うか)
仕事が終わらない人は、2つの能力を備えます。(誇ることではありません)
- いい顔をして、なんでも仕事を引き受ける力
- 価値のないタスクを、自ら生み出す力
あれもこれも抱え、泣きそうな仕事量。
でも時間は有限。
仕事が終わらなくて当然です。



ここまでの特徴に、すこしでも心当たりはありましたか?
もしそうなら、これから伝える思考法が役立つはず!
2.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、時間の使い方をコントロールすべし


仕事が終わらない原因の一つは、
“時間の使い方”。
仕事をなんとなくスタートしていませんか?
はじめが肝心。
実は、この時点で勝負は決まっています。
時間をうまく使うには、どうすれば良いでしょう。
・・・なぜ会社は教えてくれないのでしょう。(ゆとり世代まる出し)
2-1.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、ゴールを明確にすべし
仕事をはじめる前に、大切なことがあります。
仕事のゴール(完了条件)を定義すること。
例えば、“新たな業務プロセスをつくる”という仕事を行うにしても、
- 新たなプロセスを”作成したら”終わり
- 新たなプロセスを各所と“合意したら”終わり
この2つは大きく違います。
まずゴールテープはどこかを明確にしましょう。
2-2.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、タスクを分解すべし
次に、必要なタスクを分解します。
例えば、“新たな業務プロセスをつくる”
この仕事を終えるには、以下のタスクに分解できます。
- 既存の業務プロセスを理解する(現状理解)
- 新業務プロセスの案を作る(素案作成)
- 関係個所と議論する(素案の洗練)
- 新業務プロセスを確定する(合意形成)



ゴールまでの道のり設定ですね。
2-3.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、作業時間を見積もるべし
次に、各タスクの作業時間を見積りします。
ポイントは、バッファ(余裕)を積むこと。
たいてい、自分の能力を過信しがちです。
一度、実際の作業時間を計測してみましょう。
(見積もり時間との差に笑えます)
2-4.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、スケジュールをたてるべし
スケジュールをたてない仕事は、終わりの見えないマラソンです。
期日を設定しましょう。
加えて、ポイントは各タスクごとの“ミニ期日”。
ひとつのタスクが遅れると、後工程のタスクも遅れます。
夏休みの宿題であれば、最終日に自分が頑張れば済みます。
ところが、仕事はそうもいきません。
複数の関係者と各タスクをつなぎ、協力する必要があります。
各タスクの作業期間を確保し、期限内にゴールできるようにスケジュールをたてましょう。



期日直前に、作業を頼むとむちゃくちゃ怒られますよね!
2-5.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、すぐ人に聞くべし
仕事を抱える人は、“わからないこと”も抱えがち。
仕事は山積みなのに、前に進めない。もう泣きそう。
はい。私のことです。
そんな私が導き出した結論。
“10分考えてわからないことは、一生考えてもわからない”
時間の無駄です。(自分で言うのも悲しいです)
人に聞いた方が百倍はやいです。
2-6.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、70点で提出すべし
仕事を抱える人は完璧主義です。
はい。私のことです。
高品質を追求するのは良いこと。(自分を擁護)
ただし、時間のかけすぎは、費用(時間)対効果が合いません。
細部へのこだわりは自己満です。(耳が痛い)
80点をとる労力と、80点から100点に上げる労力は同じくらいかかります。



完成度が低くても、意見を反映させた方が早いし、品質も上がります!
3.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、仕事量をコントロールすべし


仕事が終わらない原因もうひとつは、圧倒的に受け身であること。
あなたの頭はひとつ。手も2本しかありません。
“能動的”に仕事量をコントロールしましょう。
3-1.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、優先順位をつけるべし


仕事に優先順位をつけると、大きく2つに分類できます。
- やるべき仕事
- やらなくてよい仕事(ゴミ)
•••ゴミが混ざっています。
重要度と緊急度、2つの軸で、4カテゴリに分類します。
評価軸による分類 | やるべき仕事/やらなくてよい仕事 | |
A | 重要で緊急 | やるべき仕事 |
B | 重要だが緊急でない | やるべき仕事 |
C | 重要でないが緊急 | やらなくてよい仕事(適当にやればよい) |
D | 重要でなく緊急でもない | やらなくてよい仕事 |
注力すべきは“A(重要で緊急)とB(重要だが緊急でない)”。
やるべき仕事に注力しましょう。
3-2.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、仕事を捨てるべし
分類後は、やらなくてよい仕事を捨てます。
“C(重要でないが緊急)とD(重要でなく緊急でもない)”はゴミです。
とくに“D(重要でなく緊急でもない)”は、見紛うことなきゴミ。
放置でOKです。(または、やらないことを宣言)
注意すべきは“C(重要でないが緊急)”。
重要でもないのに大切な仕事のフリをしてます。
緊急がゆえ、さすがに放置できません。
適当に捌きましょう。(笑)
時間をかけても仕方がありません。
必要最低限のクオリティで適当に。
3-3.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、仕事を渡すべし
タスクをコントロールする方法のもう一つは、仕事を渡すこと。
“自分がすべき仕事か”を判断しましょう。
判断ポイントは2つ。
- 誰かに任せられないか
自分以外の人間にもできる仕事で手一杯。
本来すべき仕事に時間を避けない場合、渡せる相手がいれば、どんどん渡しましょう。 - 自分に担える仕事か
役割を超えて仕事を引き受けていませんか?
親切で引き受けたかもしれません。
でも、責任も負えないので適切な担当に返しましょう。
そうは言っても・・・



結局、自分がやった方が早いし、人に頼むのは苦手・・・



むっちゃ共感です。
でも、それでは一生このままです。(涙)
責任感が強く、優しいあなたは、人に頼るのが苦手かもしれません。
でも、そもそも仕事は組織で進めるもの。
罪悪感を感じる必要はありませんよ。
3-4.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、仕事を断るべし
なんでも仕事を引き受けては、仕事は終わりません。(以前の私のことです)
手持ちの仕事量を見ながら、引き受けるべきか判断。無理なら断りましょう。
できない仕事を引き受ける方が不誠実です。
・・・そうは言っても、断りにくいですよね。
たしかに”できません”の一言では断れません。
断るコツがあります。
- 手持ちの仕事量を説明する
いま抱えている仕事を説明。
客観的に手一杯なことがわかればOK。 - 優先順位を交渉する
仕事を引き受ける代わりに、手持ちの仕事の期日を伸ばせるか。 - どうすればできるか提案する
手持ちの仕事が終わったらできる。
一部分を誰かが担うならできる。など
こんな感じで断れば、理解を得られるはず。



申し訳ありません。
いまは”XX”で手一杯なので厳しいです。
ただ、期日を伸ばして”XX”が終わってからで良ければ対応できます。
イヤな感じも与えません。
また、おそらく他の人間に振られますね。
他の人間に振った方が早いので。
(もし振られた場合も、負担は減っています)
とにかく意識的に“やらない”判断をすること。
中田敦彦のYouYube大学でも解説されているので、興味があれば見てみてください。
中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY – 【がんばらない働き方①】Google式仕事術「やらないことリスト」
4.仕事が終わらない”と泣きそうな人は、ストレスをコントロールすべし


ここからは、仕事が終わらない状況への精神的な向き合い方を紹介します。
泣きそうになるほど仕事を抱える人は、責任感が強いのですよね。
自分を許してあげましょう。
4-1.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、期限超過を気にしないべし
会社員として期限を守ることは大切。当然です。
一方、期限への重圧は大きなストレス。
“期限を超えても仕方ない”と受け入れられると楽になりますよ。
サボっていたなら別ですが、全力で働いた結果なら、あとはマネジメント層の責任。
期限を超えても、人は死にません。
(人命に関わる仕事に従事する方は別です)
期限を超えた場合の対処をするだけです。
4-2.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、仕事が終わらなくても帰るべし
責任感が強いと、残業ありきで仕事を終わらせようとします。
期限前の瞬間風速的な残業はあり。
でも、長時間労働の恒常化は問題です。
疲労やストレスが蓄積し、最悪は身体を壊します。
仕事が終わらなくても帰りましょう。
意識的に休息をとることが大切です。
“そうは言っても仕事が残ってるんだよ・・・”
そんなあなたに悲報です。
スタンフォード大学の研究では、働きすぎると生産性が落ちると結論付けました。
研究によると、1週間に働く時間数が50時間を上回ると、1時間当たりの生産性が激減し、さらに1週間に55時間以上の仕事をする人に関しては、働く意味がないほどに生産力がかなり低下します。
引用元:How Successful People Work Less and Get More Done | Entrepreneur /訳:野上
要するに1週間に70時間以上働く人の仕事量と1週間に55時間働く人の仕事量は同じということです
身を粉に働いて“働く意味がない”と言われるのは悲しすぎますが、心当たりはあるはず。
・・・そしてこの結論は悲報でもあり朗報でもあります。
“仕事を終わらせるために休む”と思えば心おきなく帰れるはず。
ちなみに私は長時間労働の経験者。もし、あなたも同じ境遇なら、こちらも参考にしてくださいね。
4-3.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、会社のせいにするべし
泣きそうでも終わらない仕事に向き合うあなた。
真面目で責任感が強いのですよね。
仕事が終わらないとき、自分の能力や努力不足に責任を感じるかもしれません。
たしかに、ひとりの会社員として反省は大切。
でも、真面目に捉え過ぎると、心が壊れます。
最終的な責任は会社にあります。
マネジメントができてないだけですから。
個人がすべての責任を負う必要もないし、負えません。
5.それでも”仕事が終わらない”と泣きそうな人に向けた対策


もし、これまで紹介した方法が通じない場合の対策を紹介します。
5-1.それでも”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、上司に相談する
自分の力ではどうにもならない場合、まずは上司に相談しましょう。
既存リソースを差配して回すのが上司の仕事です。



大丈夫です。
あなたが罪悪感を感じる必要はありませんよ。
5-2.それでも”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、部署移動する
いまの仕事に適性が無く、どうしようもなければ部署異動もひとつの手。
適性の合う職場なら、仕事が終わらないストレスから抜け出せます。
もしも性格的に合わない仕事に悩んでいるなら、この記事が役立つはずです。


5-3.それでも”仕事が終わらない”と泣きそうな人は、転職活動する
自分の力ではどうにもならず、会社自体に問題がある場合、転職活動をすると良いかもしれません。
- 転職なんてハードル高すぎ
- 自分を雇ってくれる会社なんて他にない
- 今の仕事から逃げてはいけない
そう思ったかもしれません。
大丈夫。実際に転職せず、転職”活動”だけでもOK。
この記事を読むと理由がわかります。


6.泣きながら仕事をしてる人は”逃げる”べし


何をどうしても仕事が終わらない。
泣きそうというか泣いている。
限界を超えている場合の話です。
無理をして仕事を続けることは危険。
わたしが炎上プロジェクトで働いていたときは、
- 毎日終電、3~4時間睡眠が当たり前
- 終わったと思ったら手戻り、ほぼ賽の河原
- どんどん積みあがるタスク
限界を超え、働き続けた結果、うつ状態になりました。
わたしは、幸いにも回復しましたが、ときに命にかかわる問題です。
限界を超えている場合は、迷わず逃げましょう。


7.”仕事が終わらない”と泣きそうな人は気楽にいきましょう


仕事が終わらない。
泣きそうなストレスからの脱出方法を紹介しました。
自分にできる最大限の努力は大切です。
でも、それで終わらないなら仕方ありません。
仕事は仕事でしかありません。
自分を追い込みすぎないよう。
もう、じゅうぶん頑張ってますから。
気楽にいきましょう。
- 時間の使い方をコントロールする
・ゴールを明確にする
・タスクを分解する
・作業時間を見積もる
・スケジュールをたてる
・わからないことはすぐに聞く
・70点で提出する - 仕事量をコントロールする
・優先順位をつける
・仕事を捨てる
・仕事を渡す
・仕事を引き受けない - ストレスをコントロールする
・期限超過を気にしない
・仕事が終わらなくても帰る
・会社のせいにする
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